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森羅万象のパワーを都心で体感! vol.2 “奇跡の森”明治神宮に生息する多彩な生きものたち

奥深い森の中にひっそりとたたずむような景観の北池。都心にいることをすっかり忘れてしまう。

約100年前より植林が始まり、現在、豊かな自然林のような趣さえある「明治神宮の杜」。そんな“奇跡の森”を訪ねれば、東京都心にいることを忘れさせてくれるような世界が広がっている。多種多様な生きものたちが生息し、まさに生物多様性の一端を感じることができる。「明治神宮の杜」で出合える、さまざまな生きものを紹介しよう。

もちろん、季節や天候など、その日の条件によって出合える生きものは変わってくる。さて、あなたが訪れる日には、どんな生きものたちが出迎えてくれるだろうか。出合える生きものたちを想像しながら、ぜひ「明治神宮の杜」を探訪してみてはいかがだろうか。

北池にそそぐ小川、前日の雨で水量を増した清流となっていた。日々変わる森の表情も見逃せない。
パワースポットとしても有名な「清正井(きよまさのいど)」。都心では貴重な湧き水。
「清正井」は、森で暮らす鳥たちの貴重な水場でもある。この日は、ヤマガラが訪れた。

ビックリがたくさん!

まるで森のテーマパーク

「鬱蒼とした深い森」をつくるため、100年前に計画造園された「明治神宮の杜」。そんな神宮の杜はそれこそ100年という時間が経過して、人の手を加えず自然にまかせてでき上がった豊かな森。そこでは多くの生きものが生息し、植物たちとともに森を支えている。都会の雑踏を背にその森へ一歩足を踏み入れると、本物の自然に迷い込んだような気分になるテーマパークといえる。

そこに咲く花やそこで暮す生きものたちに出合えたときは、本当に得した気分になる。そのため森を歩くときは、カメラを持っていくことをお勧めしたい。花が咲いていないか、おもしろいものがないか、と生きものの気配に耳をすます。あたりを見回しながら、足音をしのばせて獲物を探す。まるでハンターのような気分。これは! と思った風景や生きものに出合えたとき、撮影するのもいい。そんな散歩がとても楽しい。

アカマツの大木が枯れてしまい、絡まっていたフジのためにつくった明治神宮唯一のコンクリート製擬木。

こんな生きものたちと

出合えることも!

約100年前から人の手によってつくられ始めた「明治神宮の杜」。そこにはこんな生きものたちが暮らしている! 実際に森を訪ねて、さまざまな動物や植物との出合いを体感してみよう。

オオタカ
森の中の道を歩いていると、頭上で鳴き声がするので見上げて発見!
オオコノハズク
この年だけ来てくれたオオコノハズク。今はウロのあるこの木は朽ちてしまった。
ヤマガラ
人なつこい鳥で明治神宮では近くに来てくれるけど、野生動物へはエサやり禁止。
ソウシチョウ
カワイイ小鳥だけど「日本の侵略的外来種ワースト100」の選定種のひとつ。
タヌキ
視線を感じて目を向ける……と、木漏れ日のさす林にいるタヌキと目があう。
ウサギ
捨てられた飼いウサギ。その後、カラスにやられたのか最近は出合えない。
ネジバナ
夏の初め、芝生でよく見かける、花がねじれたように咲くランの仲間。
ナラタケモドキ
毒キノコじゃないけれど、明治神宮では、採集禁止。見て楽しもう。

[写真・文 鈴木庸夫、編集部]

明治神宮の杜

明治神宮 社務所 東京都渋谷区代々木神園街1-1 TEL 03-3379-5511

JR原宿駅からすぐの大鳥居。ここから南参道がのびる。

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