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産・学・地域が一体となった、未来のデザイナーを育成する支援プロジェクトが進行中!

 現在、オカムラでは未来のデザイナーを育成するプロジェクトを進めています。2014年度に東北芸術工科大学のプロダクトデザイン学科で開講した「家具デザイン演習」に協力するため特別講師を派遣するなど、東北地方と一体となって本プロジェクトを進行中です。特別講師は企画・デザイン業務に携わる社員が務め、同講義を担当する藤田寿人准教授とともにさまざまな試みにチャレンジしています。

特別講師を務めるオカムラの社員。マーケティング本部きづくりラボの角田知一(左)と、マーケティング本部フューチャーワークスタイル戦略部の上西基弘。

 本プロジェクトには、2015年度より、豊かなブナの森がある山形県小国町の有志メンバーにも参画いただきました。家具デザインの基本的なプロセスに加えて、家具を通した地域還元についても、学生のみなさんとともに自ら考え、学ぶといった新たな「産・学・地域連携授業」へと発展しています。

 2年目となる2016年度の演習テーマは、“小国町の公共施設を有効活用するための「パブリック・ファニチャー」の提案”。小国町でのブナの森体験や公共施設の現地調査をはじめ、家具のコンセプト立案や意匠・設計、モデル製作といった演習のポイントごとに講義・講評を行ないました。演習終了後には、小国町にて地元住民の方々を迎えた学生たちによる提案発表会も開催し、有意義な場として活用いただきました。

山形市にキャンパスを構える、東北唯一の芸術・デザイン系大学、東北芸術工科大学の学生と小国町のみなさん。

 現在は、さらに授業の枠を超えて、地元住民向けの木工家具ワークショップにも協力するなど、地域産業や文化への理解を深めながら、地域が主体となって未来を築く活動を精力的に進めています。

地域の子どもたち向けの木工家具のワークショップを開催し、地域産業や文化への理解を広める。

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