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追悼 建築家 池田武邦先生

 C.W.ニコルさんと懇意にされていた建築家の池田武邦先生が旅立たれました。

 日本の超高層ビル先駆け霞が関ビルの設計にチーフとして携われ、その後日本設計を創設し数々の高層ビルを手掛けられました。しかしながら高層化を反省し環境配慮の重要性を盛り込んだハウステンボスを手掛けるなど建築界では先進的に活躍されていました。アファンの森にある”アファンセンター”の設計にも携わられていて、オカムラがアファンの木で家具を納品するきっかけを作られた方でもあります。

竣工当時のアファンセンター

 若い頃は太平洋戦争の後期に軍人としてマリアナ・レイテ・沖縄の3大海戦に参戦されて、奇跡的に生還して建築家になられた経歴をお持ちです。戦中・戦後と今の日本を観てこられた先生をインタビューしたときの記事がこちらにあります。憂うべき世界情勢となったいま、再度読んで頂きたい記事となりました。

 池田先生が終の棲家として設計された「邦久庵」を保全する活動も、こちらの記事がきっかけになったようです。

 2014年にACRON活動として出展したエコプロにて、森が学校計画トークステージでお話し頂いたアーカイブ映像がありますのでこちらも是非ご覧ください。

ACORNブース 森が学校計画トークステージ その1

ACORNブース 森が学校計画トークステージ その2

ACORNブース 森が学校計画トークステージ その3

 あちらでもニコルさんと語り合っていらっしゃるでしょうか。ご冥福をお祈り申し上げます。

文/ACORN編集部

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