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学校林から机ができた!子どもたちの学びをお手伝い -前編

宇治市笠取小学校スマイルプロジェクト!
京都府にある宇治市立笠取小学校は京都駅から車で40分ほどの場所にあます。
緑豊かな場所で、笠取っ子は先生、ご家族、地域の方とたくさんの交流をしながら、たくさんのことを体験を通して学んでいます。新1年生を対象として宇治市内全域から児童を受け入れる特認校制度により、現在全校生徒は19人。小規模だからこその貴重な時間を過ごしています。
今回オカムラがACORN活動の一環としてお手伝いさせていただいたのは、笠取小学校が取り組む「笠取スマイルプロジェクト第2弾」です。
気付きの質を高め、探究心を育てることを目指した笠取スタイルの学びの一つ「笠取スマイルプロジェクト」は、 ”本来のふる里ではない子供たちも含め、全児童が自分たちを育て見守ってくれているこの地域を、みんなのふる里としてここに暮らす人、ここに通う自分たちがたくさん笑顔になれるように!” という子供たちの思いからスタートしました。児童のほとんどは特認校制度で入学しています。

たくさんの笑顔は、SDGs(持続可能な開発目標)に沿って、地域の課題を解決することで生まれると考えました。笠取地域の課題と解決方法を探ったら、こんな課題が・・・
・笠取にはたくさんの森林がある
・森に残っている枝や葉が雨などで道路やダムに流れてきて被害が出る

ダム流れ込んでしまった流木(イメージ写真)

課題の原因になっている、森の枝や葉を何かに利用できないか?
校長先生が、「未利用材を活用したデスク」があると聞き、京都府内で未利用材を活用したデスクを共同開発しているエースジャパン株式会社に相談。
学校の持つ学校林から自分たちの手で集めた木材が、自分たちが使用するデスクへ生まれ変わるという教育・教材のひとつとして取り入れたい。
このような経緯でオカムラが笠取スマイルプロジェクトのお手伝いすることにつながりました。

今回の活動がSDGsの目標にかかわり、大きく貢献することをみんなで確認

オカムラのACORN活動指針は、「自然環境保全」「資源の利用」「環境教育」「パートナーシップ」です。笠取小学校の子供たちの活動はまさにここにピッタリでした!

■日本の森林について「環境出前授業」で学習
2023年10月24日(火)
10月末なのに、今年はまだまだ昼間は夏のような暑さ。この日、オカムラが2010年から継続している「環境出前授業」を行いました。
日本は国土の約68%が森林という森林大国であることや、木を育てる過程での手入がとても大切で間伐や枝打ち、下草狩りをすることで元気な森、元気な木が育つことを模型を使って説明。そして、家具にするとき、ムダがなるべくでないような工夫をして製品を作っていることを紹介しました。森を守りながら、ムダなく使って、また植えるサイクルが必要なことを伝えました。

「授業では森を守ることは、学校の活動が目標にしているSDGsにかかわっているということを学習しました。森林を健康な状態にすることで、異常気象の抑止や生態系への好循環等よくわかりました。健康な状態にするために未利用材(落ちている枝や倒木など)をチップ状にし、それらを圧縮して活用することで上記の目標を達成することができることも教えていただきました。今回は、そのチップを使って学習机にするというプロジェクトです。その工程も学ぶことができました。」(笠取小学校HPより一部抜粋)

人工林で木を育てる過程を模型で説明「森はきちんとした手入れが必要なんだね!」

■学校林で枝や葉を拾ってチップにしよう!
学校での授業の後、すぐ近くにある学校林に移動。

地域の林業をされている方も参加され、地面を覆っている倒れてしまった木や落ちている枝や葉を拾います。これらは、日当りを悪くすることで山が不健康になる元。そして山での作業のじゃまにもなります。大雨が降ったら、流出し洪水などの被害をもたらすものです。

学校林でみんなで、枝や葉を拾います。「これも机になるの??」

拾い集めたものは、エースジャパンさんが持ち込んだ“チッパー”に入れます。ガリガリッ!バリバリッ!大きな音を立ててどんどんチップになって行きます。機械を止めて中をのぞくと、たくさんのチップができています。さまざまな色のチップはまだ暖かく湿っていて、子供たちは興味深そうに触っていました。
「これが自分たちの机になる!」期待に胸を膨らませる表情はきらきらきらきら輝いていました!

大きな音でチッパーが枝を粉砕。「わ~っ あったかーーーい」

【学校林から机ができた!子供たちの学びをお手伝い -後編】

ACORN編集部

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