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学校林から机ができた!子どもたちの学びをお手伝い -後編

■チップから天板に変身!エースジャパン様見学へ社会科見学
10月27日(金)
オカムラからは参加はできませんでしたが、子供たちは、エースジャパン様に社会見学に行きました。
自分たちの学校林で拾ってチップになったものが天板になる工程を目の前で実際に見ました。

学校林で拾った枝や葉が天板に!目の前で見ると実感がわいてきます。(画像:笠取小学校HPより)

■ついに机がやってきた!収穫祭で学習発表と贈呈式
12月4日(月)
笠取小学校で毎年秋に行われる収穫祭。
抜けるような青空に赤や黄色、緑の木々の葉のコントラストが映える朝。
学校の近くの宇治市総合野外活動センター・アクトパル宇治で行われた収穫祭は、子供たちの学習発表の場でもあります。毎年地域の方も見に来られ、子供たちも楽しみにしているイベントです。
紅葉がきれいな笠取に多くの人が集まりました

1・2年生による、体育科表現リズム遊び「リトミック」の発表は、音楽に合わせて笠取小学校の行事や笠取の四季をテーマに表現。
3~6年生は体育科表現運動「ダンス」を発表。会場からは大きな拍手が送られました。

かわいいリトミックとキレッキレのダンス!

次に、SDGs・地域について学習したことを発表。
笠取スマイルプロジェクトについての説明から始まり、ふる里の課題解決のための活動をしたいという思いが伝わり、子供たちが笠取という地域を大切にしていることがよく伝わってきました。
私たちオカムラが環境出前授業で伝えたことを、しっかりと自分たちの活動に紐づけているところに感心し、うれしく思いました。大人顔負けのSDGsの発表です。

そしてついに!デスクがお披露目されました!大人たちのあいさつの後・・・歓声とともに、机に飛びつくように集まり、なでたりにおいをかいだり。自分たちが材料を拾って、工場で天板になる工程を実際に見て、そして完成品が目の前に。
材料の収集から製作、すべてに自分たちが立ち会えていると感動もひとしおなのだろうと思います。学びは机の上だけではなく五感で体感しながらすることが本当に大切なことだと実感しました。

杉本校長先生は、「本校の取組が森林の保全を考える一歩として広がれば」と話していらっしゃいます。

校長先生の「はい!触っていいよ~」の声で、デスクに駆け寄る子どもたち

また今回の学習で、モノを大切にする心や、感謝する気持ちも育つのではないでしょうか?そのお手伝いができたのであれば本当に意義深い活動だったと感じています。

オカムラの「資源の利用」は国産材の適正な利用、森林・林業の健全化に寄与するものでありたいと思っています。これまで、家具や建材として不向きで未利用だった樹種や木材の有効利用。主伐作業の中で出る間伐材や今回活用したような枝や葉などの未利用部分の利活用。このような活動等を通してサステナブルな社会に貢献していきます。

編集後記:収穫祭は、学校に戻り餅つきや豚汁、ふかし芋をいただいたということ。参加できずに本当に残念でした!来年はお邪魔しようかな~

詳しくは、宇治市立笠取小学校のHPをご覧ください
宇治市立笠取小学校-ニュース – 活動の様子 – (uji.ed.jp)
製品での取り組み- GREEN WAVE | 株式会社オカムラ (okamura.co.jp)
「山の学校」に机が届いた! 児童が拾った枝葉と倒木で作成 [京都府]:朝日新聞デジタル (asahi.com)
【学校林から机ができた!子供たちの学びをお手伝い -前編】

ACORN編集部

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