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ビオトープ富士「鳥たちの食生活を助けよう!」

 ビオトープ富士は2022年9月に完成しました。それまでうっそうとして荒れた竹林だった場所が生まれ変わり、多くの野鳥が飛来してくるようになりました。
 鳥たちは植物の実や昆虫などをエサとして生きていますが、冬の寒い時期になると木の実がなくなり虫が地中深く潜ってしまうなど、野鳥はエサの調達が難しくなり苦しみます。渡り鳥ではない野鳥はエサの少ない冬を越せないという悲しい状況もあります。
 この冬の期間、鳥たちへの少しの手助けとしてバードフィーダー(餌場)を3か所設置しました。

ネット部分は蛍光灯カバーの廃材利用し、木材も事業所内で出た廃材で製作

 餌のメニューをご紹介すると… 
ヒヨドリ、メジロ用:近くにあるオカムラ中井工場(神奈川県足柄上郡中井町)で収穫したミカン
シジュウカラ用:ヒマワリの種を野鳥が食べる自動で出てくる仕組みで、ペットボトルを使用

 ちょうどよいことに蛍光灯カバーはヒヨドリが入れない幅の柵になっています。小さなメジロが安心して食事ができるように、心遣いも忘れません。ビオトープ設置以降、環境保全担当者の中にじわじわとわいてきている野鳥愛を感じます。

 お食事中の鳥たちの撮影に成功しましたっ!!ヒヨドリ:日本周辺にいる固有種

見えますか?目の周りが白く鶯色のメジロがみかんを食べています (ウグイスではないですよ)

 ビオトープ富士の近況報告はいかがでしたでしょうか?
地域の生態系を守り、野鳥の憩いの場、従業員の癒しの場として愛される素敵な場所にしていきたいと思っています。 

 

写真・文:富士事業所・環境保全課、ACORN編集部

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