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いのちを育む

 5月21日に69回フジロックの森 ボードウォークキャンプが開催されました。今回も ACORN活動として川崎きみお先生のバードウォッチングツアーを開催しました。

 そしてフジロックの森をより深く知る為に、以前にACORN活動でも取材させていただいた森林の知見が深い東京農業大学 上原教授も現地調査に参加して頂きました。

 あいにく朝から雨で、ボードウォークのメンテナンス作業も大変そうでしたが、皆さんが作業をされている間に、上原先生と川崎きみお先生と一緒にフジロックの森を調査しました。

 ボードウォーク周辺に生息している植生など専門家目線で色々見て回りました。自然環境としては豊かな環境だそうですが、人工林がホワイトステージ以降の国有林とグリーンステージ後方の町有林では植えてあるスギの種類が違う事(全国的にあるスギと雪に強い種類のスギの違いだそうです。)など興味深いお話もありました。今回の調査結果はまた別の記事で紹介します。余談ですがボードウォークにムササビがかじったモミジの葉が落ちていました。ムササビは葉っぱを折りたたんで食べるそうで不思議な食痕です。

ムササビの食痕

 午後からのバードウオッチングツアーは盛況で、多くの家族連れを中心に参加いただきました。残念ながら生憎の天候でツアー中には多くの種類を見られませんでした。それでも生き物を探すツアーを子どもたちは喜んでくれたようです。

 午前中の調査含め、川崎きみお先生が滞在中に確認できた鳥は【夏鳥】オオルリ・センダイムシクイ・ニュウナイスズメ・コサメビタキ・キビタキ・イワツバメ。【留鳥】ウグイス・ヤマガラ・トビ・カワラヒワ・キセキレイ・イカル・エナガ・ヒガラ・コゲラ・キジバト・ヒヨドリ・ハシブトガラスの19種だそうです。これからカッコーなど夏鳥が渡って来ればもっと種類は増えるそうなので、次回が楽しみです。

 そして急遽ですが上原先生にも森林散策ツアーを実施していただきました。森林療法にも見識がある上原先生が都会暮らしに疲れた方は是非と促したところ、参加者の殆どが大人になりました。(笑)

 そして今回気になっていたのは、昨年のボードウォークキャンプのワークショップで制作しフジロックの森に設置した巣箱のその後です。イベント中は雨も降っていたので巣箱の調査を断念しましたが、後日に川崎きみお先生に調査をお願いしました。その結果、なんと設置した8箱のうち4箱に営巣してもらえたようです。

餌をくわえたヤマガラの親鳥
抱卵中のシジュウカラ
ヤマガラのヒナ

 ①−⑤は広葉樹林エリアで⑥-⑧は針葉樹エリアの巣箱です。

①  シジュウカラ 抱卵中 
② ヤマガラ ヒナ子育て中 
③  利用なし
④  利用なし 
⑤  カラ類 巣作り中 
⑥  カラ類 巣作り中 
⑦  利用なし 
⑧  利用なし 

 小鳥たちの子育てをそっと見守ってくださいね。

文/ACORN編集部 写真/川崎きみお、犬塚悦司

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