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フェス本番が迫るフジロックの森
2022年7月29日〜31日に開催されるフジロックフェスティバル。直前となる7月2日にフジロックの森で第70回ボードウォークキャンプが開催されました。恒例となったACORN活動でお手伝いする”バードウォッチングツアー”も開催しました。
今回はボードウォークキャンプイベントとしての様子をお伝えするため、編集部としてオカムラ若手の泉くんが参加しました。今回はその体験レポートです。
泉です。日頃はオカムラでWEB関係の仕事をしています。前々からフジロックの森でのACORN活動に興味がありました。今回はACORN編集部としてボードウオークキャンプの体験してきました。フジロックには行ったことがありませんが、幼いころから野山を駆け回っていて自然は大好きです。
早朝に越後湯沢駅へ到着し会場となるオアシスエリアに到着。前の晩からテント泊した方々のテントが目に飛び込んできて、テンションも上がってきました。今回フジロックフェスティバル開催直前となり、参加者も多くてスポンサー企業からの豪華プレゼントも配られました。
晴天で雨の心配は無さそうですが、猛暑続きで暑さ対策が重要な環境です。まずは事務局からスケジュールや作業内容の説明をうけて、貸出工具を片手に早速ボードウォークに移動です。みどり橋を渡り作業開始ですがボードウォークのメンテナンス作業は気温30度近くの森の中で行われ、立っているだけでも汗が噴き出すほどでした。
総数400枚を超える木材を運ぶのが主な作業でしたが、1人で同時に2枚運んでいる方や子どもだけで運んでいるのを見ると、かなり頑張って作業しました。水を被ったように汗でビショビショになりながらも作業は順調に進みました。
お待ちかねのランチは、根曲がり竹など地元食材がモリモリの絶品な美味ゴハンを頂きました。いい汗をかいた後のランチはめちゃくちゃ美味しかったです。もちろんおかわりしました。
午後からは釘打ち作業です。午前中に全員総出で運んだ木の板をずれないように釘で固定していきます。2時間くらいかけて全ての板を固定し終えました。 フェスティバル開催直前ということもありいつもより長めの作業だったようです。
作業が終わったあとは鳥類が専門のインタプリター川崎きみお先生によるバードウォッチングツアーです。昨年から提供をはじめたバードウオッチングツアーは常連さんも増えてきたそうで、子供たちも興味津々、親御さんも夢中になって鳥探し。インタプリターの説明を聞きながら森を歩くと、意識が自然に向かい、散策しながら色々な草花や虫にも目が留まります。昨年設置された巣箱の前で、営巣した様子などを写真で見せてもらい大変感動しました。ナツアカネとアキアカネの見分け方やクマの爪痕、動物のフンなど、ここでしか聞けない話、見られないものがたくさんあり大変勉強になりました。
因みにこの時期の森にはメマトイと呼ばれる人間の目の涙に集まってくる虫が多くいて、名前の通り目の周りにまとわりついてきてかなり厄介な虫です。寄生虫を媒介することもあるので山の中に行かれる際は注意が必要です。フジロックの森の自然を堪能したバードウォッチングツアーはウグイスの鳴き声に見送られながら終了しました。参加した皆さん、スタッフの皆さんありがとうございました。
今回のイベント中に川崎さんが確認できた鳥は25種だそです。
夏鳥:ホトトギス、センダイムシクイ、クロツグミ、キビタキ
留鳥:キジバト、アオバト、トビ、ノスリ、コゲラ、オオアカゲラ、カケス、ハシブトガラス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ミソサザイ、キセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、アオジ
トピックスは巣箱に営巣した種であるジュウカラやヤマガラの幼鳥が見られました。巣箱から巣立った幼鳥かはわかりませんが、、、その他にはオオアカゲラの幼鳥も確認できたそうです。春から初夏にかけて育まれた若き命たちが巣立ちましたね。
次回71回目のボードウオークキャンプは10月1日(土)開催予定です。
ACORN編集部