Report
ACORN社内研修@アファンの森 ”秋編”
長野県黒姫にあるC.W.ニコル・アファンの森財団の「アファンの森」での1Day研修は、2011年から続いており、オカムラ社員が生物多様性に関する知見を深めてきました。
例年年1回の1Day研修ですが、今年は5月13日に続き2回目“秋編”を実施。
今回は全国から様々な部門の社員11名が参加しました。
参照記事:2022年5月13日1Day研修
研修当日のお天気は雨予報。空は明るいもののアファンセンターに着いた頃に、ぽつぽつと降りだしてきましたが・・・研修スタート。
アファンの森財団の専務理事 野口理佐子さんの講義で、これから入っていく「アファンの森について」、「地球・生命の誕生と歴史」など壮大なお話ですが、今の私たちに確実につながってる、知っているようで知らなかったことを座学で学びました。
いよいよ森へ。目で見て、触って、耳から様々な音を聞き取り、匂いを嗅ぎ、時には味を確認!(もちろんアファンの方の指導のもとです)センターで学んだことを反芻しながら「体験型研修」のだいごみ。五感で森を感じます。
作業小屋で地産地消ヘルシーなお弁当タイム
雨は相変わらず降っていましたが、森の中では木々が天然の傘の役割をしてくれていることもあり、そこまで気にならず森の散策、森の手入れの作業を行うことができました。
森の手入れの作業では、特定の樹種「ウリハダカエデ」の、幼齢木の除去作業をおこないました。
ウリハダカエデは、成長が早く、葉が大きく密な層を形成するため、放っておくと林床に光が入らなくなり、他の植物を抑制してしまいます。これをある程度除去することで、他の樹種が育ちやすくなりバランスの取れた植生の回復が期待できます。
短時間でしたが、作業した場所はとても明るくなり、ウリハダカエデがどれだけ優占(生物群集で、ある種が優勢の状態)していたかがとても良くわかりました。手入れをした場所の変化を今後継続して見ていくのも楽しみの一つとなりそうです!
ウリハダカエデの撤去 作業をするうちに職人のようになっている人も!?
一つ残念だったのは、デジタル機器から離れて、自由に森の中を歩いたり、寝転んだり、森の音やにおいを感じ森と一体になるセルフルカウンセリングの時間を取ることができなかったことです。
リベンジで次回も参加する!と宣言する人も多くいました。
オカムラも内装をお手伝いしたホースロッジで馬と戯れ癒される ”ホースセラピー”のおすそ分け
■今回は、参加者の声をご紹介します。
生物多様性がうたわれている世の中ですが、実際にアファンの森に行き”Real”を体験することが出来て大変良かったと思います。
研修を通じて楽しみながら知識も深められ、大満足研修でした!!
自然と共生していく大切さと管理していく大変さを両方学ぶことができました。素晴らしい活動だと思うのでもっと多くの社員に知ってほしいと思いました!
寿命が25年ぐらい延びた気がします。宿泊でじっくりと語り合いたかったです!
自然との共生が実感できました。
非日常を体験できる良い機会でした!少しですが保全作業も行うことができて森の役に立った気がして嬉しかったです。
今までにない研修で貴重な経験になりました。アファンの森でワ―ケーションしながら生物多様性を学ぶ機会が増えればいいなと思いました。
匂いを嗅いだり、ちょっと食べてたり、触って、鳥の声を聴いて、見て、五感をフルに刺激されワクワクが止まらない時間を過ごせました!
生物多様性や環境問題を改めて自分ごととして考える良い機会となりました。
同時に心身共に癒される空間で是非また参加したいです。
研修担当者感想:このような機会のある企業を誇りに思い、活動を広げていきたいという感想を聞き、この研修の意味と今後も継続して取り組むことの必要性を感じています。