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2022フジロックの森での活動

 ACORN活動が12年目となる今年度。その活動の第一弾です。

 昨年から参加したフジロックの森プロジェクト。今年からの試みですが、雪中でのイベントが4月9日に行われました。場所はいつものオアシスエリアで、キャンプ上級者の方は雪中キャンプを楽しんでいらっしゃいました。

 作業はボードウォーク周辺の除雪でした。午前中に作業を終えて、午後から雪中観察ツアー、そして今回はスノーサーフ体験会も開催されました。

スノーサーフ体験

 春とはいえ、まだまだ積雪残るボードウォーク設置場所はとても見渡しが良く、ボードウォークがどこに存在するのかもわからない状態です。それゆえに植物が生えている時期には行けない場所も簡単に行くことができます。

 ACORNとしては、昨年から鳥の専門家としてインタープリターをしてくれている、川﨑きみお先生と雪中で観察会を実施しました。

 冬場は一年中いる留鳥と日本で越冬する冬鳥が見られますが、今回は春先なので冬鳥が北に帰り、日本で繁殖する夏鳥がまだ渡って来ていない時期なので、留鳥だけが見られました。

 当日朝から川崎さんが観察できた鳥は21種 ①キジバト ②イソシギ ③トビ ④ヤマセミ ⑤コゲラ ⑥オオアカゲラ ⑦モズ ⑧カケス ⑨ハシブトガラス ⑩コガラ ⑪ヤマガラ ⑫ヒガラ ⑬シジュウカラ ⑭ヒヨドリ ⑮ウグイス ⑯エナガ ⑰ミソサザイ ⑱キセキレイ ⑲カワラヒワ ⑳イカル ㉑ホオジロ そのうち写真を撮れた鳥はエナガ、オオアカゲラ、コゲラです。巣づくりの材料をくわえたエナガエナガの巣作り(材料:蜘蛛の糸、苔、羽、などなど)

オオアカゲラ
コゲラ

 そして、昨年設営した巣箱の一つに鳥が休んだ形跡が観られました。通常は4月末~5月中旬に営巣するので、フジロックの森巣箱にも営巣してくれることが期待できそうです。(左)巣箱入り口に突っついた痕/(右)巣箱の中に鳥の糞

文/ACORN編集部 写真/犬塚悦司・川崎公夫

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